南生田の家
築47年の戸建て住宅リノベーション
家族5人がのびのびと暮らせる、明るくおおらかな空間を目指しました。
既存の間取りでは、食卓が庭から遠い北側にあり、庭に面した和室も十分に活かされていませんでした。また、耐震診断では上部構造評点が0.1、断熱性能も不十分な状態でした。
そこで、基礎は既存を活かしながら上部構造を耐震補強し、評点を1.5まで向上。さらに床・屋根・開口部を中心に断熱性能を高め、安心で快適に暮らせる性能を整えています。
間取りの再構成では、耐力壁の配置を工夫。1階にはファミリークローゼットやアウトドア用品を収める納戸を設け、これらの壁を補強壁としました。庭に面した部分は開放的なダイニングとし、その一方で補強壁を活かして、イングルヌックのような小さなくつろぎの場をつくり、空間に多様な居場所を生み出しています。
シンプルな間取りでありながら、それぞれの場に個性が感じられる住まいとなりました。
竣工年月:2025.7
所在地:神奈川県
構造・規模:木造 2階建て
延べ床面積:114.27㎡
上部構造評定:1.50
設計:永峰昌治建築設計事務所
耐震補強計画:遠藤大士建築設計事務所
施工:真柄工務店
写真:百武てつ吾














