【断熱の力で快適な住まいへ】南生田リノベーションの現場から
今回は、南生田で進行中のリノベーション現場から、「断熱補強工事」についてご紹介します。
リノベーションで見落とされがちな部分ですが、実は住み心地を大きく左右する非常に重要な工程です。
既存の建物は、壁にグラスウール50mmが入っているのみ。
床下と屋根には断熱材が一切入っておらず、夏は暑く、冬はとても寒いという過酷な室内環境でした。
しかも、壁のグラスウールも隙間だらけで、本来の断熱性能を発揮できていない状態…。

・床下断熱
床にはスタイロフォーム90mmを隙間なく敷き詰め、冷気をしっかり遮断します。

・壁面断熱
一般的な袋入りグラスウールではなく、裸の高性能グラスウールを使用。
現場で部位に合わせてカットし、隙間なく丁寧に施工しています。
さらに、断熱材の上には防湿シートを施工。
→ これは、袋入りタイプでよく起きがちな端部の断面欠損を防ぐためです。

・屋根面断熱
特に熱の出入りが激しい屋根には、高性能グラスウール16kを200mm厚で充填!
これにより、夏場の熱気もしっかりブロックできます。

リノベーションというと、見た目の美しさや間取り変更に目がいきがちですが、住んでからの快適性を左右するのは“断熱”の質です。
限られた予算の中でも、効果の高い断熱材と丁寧な施工で、住環境は確実にグレードアップします。
南生田のリノベ現場も、これで季節を問わず快適に暮らせる空間へと大きく進化します。