北欧建築巡り デンマーク編7(ヨーン・ウッツォン バウスヴェア教会)
今回からヨーンウッツォンのバウスヴェア教会編です。
ヨーンウッツォンの設計した建物で、これまで見てきた住宅とバウスヴェア教会を年代順に並べるとこのようになります。シドニーオペラハウスも加えてみました。
1950-52 ヨーンウッツォン自邸
(1957-73シドニーオペラハウス)
1960キンゴーハウス
1976バウスヴェア教会
バウスヴェア教会はヨーンウッツォンが58歳の時の作品です。
Googleマップみると建物は長方形で、外周部がガラス屋根になっているのがわかります。礼拝堂や諸室の周りをガラス屋根の回廊が廻っているシンプルな構成をしています。
シンプルな構成ですが内部は豊かな空間が広がっています。雲の中にいるような美しい礼拝堂。雲の隙間から光が差しているかのようです。
回廊部分は礼拝堂とは対照的にコンクリートの列柱が整然と並んでいます。見上げると、ガラス屋根にはアート作品が吊り下げられたり、光と風を調整するパネルが設置されていたり、いろいろな仕掛けがあるようです。