北欧建築巡り デンマーク編5(ヨーン・ウッツォンの自邸・芝生の丘の伸びやかな住まい)
建築めぐり
内部は平屋建ての細長いワンルームで、南側のガラス壁と北側の閉じたレンガ壁に水平な屋根が載っているシンプルな構成です。居間には空間を別けるコアがあり、コンパクトなキッチンと暖炉が納められています。
ウッツォンはこの住宅の計画前にアメリカへ渡りフランク・ロイド・ライトやミース・ファン・デル・ローエの建築を訪ねていて、特にライトの影響を強く受けていたと言われています。
見学当時、こちらの建物には息子のヤン・ウッツォンさんがお住まいでした。生活機能のほとんどは増築部分にあるのでオリジナルの建物はヤンさんの仕事場として使われています。