北欧建築巡り デンマーク編4(ヨーン・ウッツォンの自邸・芝生の丘の伸びやかな住まい)

建築めぐり

デンマークの建築家 ヨーン・ウッツォンの自邸です。敷地はヘルシンガーから北西へ約6キロに位置するヘルベックの街外れの森の中にあります。1952年に建てられ、ウッツォン最初の建築作品です。

東西に細長い平屋の建物で、レンガの基壇、南面のガラス壁、北面の窓の無いレンガ壁、フラットルーフで構成されたとてもシンプルな建物です。
北面からアプローチします。レンガ壁には、ひとつも窓がありません。
エントランスのポーチ部分。右手の木製ドアが玄関。中庭の先に見えるのは増築部分です。よく見ると、壁と屋根は縁が切れてるように見せています。
黄土色のレンガはキンゴーハウスと同じ積み方をしていますが、頂部だけ積み方を変えています。屋根の破風板はまっ黒く塗装してあります。
基壇部分のディテール。軒裏にはパイン材の板張りです。