北欧建築巡り デンマーク編2(ヨーン・ウッツォン キンゴーハウス 心地の良い住まい)

建築めぐり

前回に引き続きキンゴーハウスについて。

この旅を企画した東京建築アクセスポイントの和田菜穂子さんや参加者の仲間と一緒にキンゴーハウスにお住まいの小野寺綾子さんからお話を伺いました。

玄関ホールに入ると中庭へ出るドアと食堂へ繋がるドアが並んでいます。

タイル張り玄関ホール。ここにもたくさんの絵が飾られています。

小野寺さんはご夫婦でお住まいですが、たくさんの椅子やソファや照明、植物などが置かれていました。どの家具も素朴な美しいデザインで、お二人の美学が感じられます。他にもご家族の写真やご主人のアート作品などがディスプレイされていて、ここでの生活をとても楽しんでいることが伝わってきましました。キンゴーハウスの居間・食堂の空間は幅約2.5間、天井は中庭へ下る勾配屋根なりに張られていて、天井高さは約2.3mから3.4mあります。中庭に面してガラス張りとし、曇り空の多いデンマークで明るさを確保しています。

中庭に面する窓はすべてはめ殺し窓。すのこの上にたくさんの植木が置いてあります。
中庭をL字に建物が囲んでいます。中庭の床仕上げは外壁と同じ黄土色のレンガブロックが敷き詰められています。日本家屋のような雰囲気が感じられるのは、瓦葺きの屋根だからでしょうか?