「雑司ヶ谷の家」

先日、都内の築39年のマンションリノベーションのお引き渡しを行いました。
計画住戸は2階に位置し南側隣地の建物から少し距離があるため日当たりがとても良いです。この日当たりの良いところに食堂と居間を配置し、そこを中心に計画をしています。
しかしバルコニーに面した南側のサッシは中桟があり下半分が半透明のガラスとなっている古いデザインでした。光は取り入れながらもサッシの古さをあまり感じさせないため今回は古くから日本建築で使われている雪見障子を取り入れています。
通常、雪見障子は、下半分の障子を引き上げて座ったままお庭を眺めることが多いのですが、今回は反対に上半分の障子を引き下げて既存サッシを半分隠しました。椅子に座った時にちょうど良い高さで視線が抜け、明るさも確保できます。



